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2015年を振り返る【研究・教育編】 [雑記]

こちらはいつもの「振り返る」シリーズです。
 ・ 2014年
 ・ 2013年

今年は研究よりも、教育の年でした。

研究方面は、論文が一本、発表が一回。論文タイトルは以下の通りです。

西遊記翻訳史における伊藤貴麿の位置( 『国際文化研究』第21号、2015.03.31 )

本来皆様に抜刷をお送りして、ご指正賜りたいところなのですが、郵便事故か何かで抜刷が届きませんでした。リポジトリに pdf が掲載されておりますので、お読みいただければ幸いです。
http://ir.library.tohoku.ac.jp/re/handle/10097/60535

来年は1月に締切が有り、以降の研究計画も立ててありますので、頑張りたいです。
ぼくらの西遊記」も止まってしまっているので(スミマセン)、なんとかしないと...。

教育面では、9月に北京語言大学に「中国語教授法」の研修に行かせていただいたのが、やはり大きい出来事でした。研修の内容が勉強になっただけではなく、台湾で中国語を習得した者としては、北方の中国語を、街中でたくさん聞けたことも収穫でした(とは言っても授業中は語言大の先生が講義をされたので、極めて聞きやすい中国語だったのですが)。
この研修については、来年中に代表者の先生がまとめてくださる報告書が出るのではないかと思います。

また、今年度は約半数の授業で教科書を新しいものに変えました。教科書が変わると勉強になるんですよね。大変ではありますが...。そういう意味でも、今年は教育面で頑張った年でした。

来年は研究面も頑張ります。
来年もよろしくお願いいたします。

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2014年を振り返る [雑記]

昨年末に2013年を振り返った時には、「来年は文章にする機会を増やしていければと思います」と書きました。

2013年に口頭発表した3つのネタのうち、1つは2013年中に論文として提出し、1つは今年もう一度内容を整理して口頭発表しなおした( 第63回東北中国学会 )後、論文にして提出しましたが、最後の1つは口頭発表をしなおして内容を深化させることはできましたが( 第12回比較文学研究会第11回中国古小説研究会 )、論文にするのは来年に持ち越しとなりましたので、2勝1敗といったところでしょうか(笑)。

ただし、2013年に書いた論文も、2014年に書いた論文も、まだ刊行されていませんので(査読は通って掲載予定にはなっています)、2015年は「刊行の年」になればいいなあと思う次第です。この他、2015年には翻訳書1つ(共訳)と、百科事典1つ(1項目のみ担当)が出版予定になっています。無事、刊行されたあかつきには、何卒ご指正の程お願いいたします。

今年は論文が、なかなか刊行できなかったこともあり、ネットでの発信を、例年よりやや積極的に行ったつもりです。
・ 「 貫華庵 」のリニューアル
・ 「 子どものための西遊記 」の更新(継続) 
・ 「 僕らの西遊記 」のスタート
など。

2015年は、持ち越したネタをなんとか論文にすること、頭の中にある新ネタを発表できる形にすること、これまでに発表したネタと今後のネタを全体的にまとめる構想を立てることを、自分のノルマにしたいと思います。

と、そんなこんなで、来年も何卒よろしくお願いいたします。皆様よいお年をお迎えください。

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Kindleアーカイブ [雑記]

犬大将さんのブログで知ったのですが、近代デジタルライブラリーの本がkindle本として販売されることに。

・ Kindleアーカイブ

国立国会図書館(NDL)が所蔵し近代デジタルライブラリー上で公開しているパブリックドメインの古書をKindle版として販売。NDL所蔵古書ならではの貴重かつ入手困難、文化的な価値の高い歴史的書物を、Kindle本ならではの機能や読みやすさでお楽しみください。
だそうです。こりゃすごいね。

まあ、元々タダで見られる本なのですが、近代デジタルライブラリーからダウンロードしてまとめるのって、結構面倒なんですよね。

今のところ、西遊記関係はまだなさそうですが(2014年10月30日現在)、今後に期待です。

他の電子書籍出版社さんも是非!

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ほしいもの [雑記]

電子ペーパーの Android タブレット。

本当は目に優しいという訳ではないとも言われていますが、軽くて電池が長持ちで、その上見やすいなら、それだけでも魅力です。電子ペーパー端末。

購入するならKindle Paperwhiteあたりが標準なのでしょうけど、私が電子書籍を多く持っているのは、 紀伊國屋ebook japan 。kindleも少しはありますけど。

紀伊國屋だけなら SONYの Reader (PRS-T3S)という手もありますが、ebook japan の本は読めないし、SONY が Reader から撤退するという話 もあります。

ですので、一番いいのは、Google Play標準対応で、アプリさえ入れればどの会社の電子書籍も読める Android タブレットなのです(電子ペーパーのiPadでもいいけど、出さないでしょ)。

探してみると、“Onyx BOOX T68 LYNX”とか“Onyx BOOX M96”とかが一応あるみたいですが、輸入品のみのようで、性能的にもイマイチっぽい。

SONY さん、Reader から撤退してもいいですから、代わりに電子ペーパーの Android タブレット(Google Play標準対応)出しません?

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2013年の記録 [雑記]

ずっと更新が滞っていたこのブログですが、年末なので一年を振り返ってみると、今年はいろんな所に行かせていただいた一年でした。

 ・1/31-2/3 台湾台北(台北市電脳公会聯誼中心「海域交流与日本日中文学」国際学術討論會に参加。
  発表題目は「宇野浩二と児童書西遊記」。台北市図書館のいくつかの分館で資料調査)
 ・2/28 東京(三康図書館にて資料調査)
 ・5/25 盛岡(岩手大学で東北中国学会に参加。発表なし。盛岡市図書館で調査)
 ・6/15-16 名古屋(日本比較文学会に参加。発表なし。名古屋市鶴舞中央図書館で調査)
 ・9/5-8 台湾台北(台北凱撒大飯店「海域交流と中国古典小説」研究会に参加。
  発表題目は「沙悟浄のカッパ率」。台湾大学図書館と国家図書館で資料調査)
 ・10/12-14 北海道(札幌市中央図書館・北海道大学図書館で調査。帯広市とかちプラザで講演。
  題目は「僕らの国の西遊記」)
 ・11/1-4 中国湖北省黄梅県黄梅禅宗文化高峰论坛(黄梅禅宗文化サミット・フォーラム)に参加。
  「翻译《生活禅钥》杂感(『生活禅のすすめ』翻訳雑感)」という題目でお話。)
 ・11/27 東京(国立国会図書館子ども図書館で調査)
 ・12/7-8 高知(高知県立大学で「海域交流をキーワードとした中国通俗文芸の学際的研究」
  公開研究会に参加。発表題目は「伊藤貴麿の児童書西遊記」。高知県立図書館で資料調査)

このほか、仙台市内では、東北大学国際文化学会で発表させていただいたり(6/30。発表題目は「宇野浩二の五つの西遊記」)、比較文学会の東北支部会に参加させていただいたり(7/27)しました。なかなか充実した一年だったと思います。皆様、ありがとうございました。

今年は「しゃべる」機会を多くいただいた一年だったので、来年は文章にする機会を増やしていければと思います。

来年も何卒よろしくお願いいたします。

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勘違い [雑記]

五月最初の連休中に次男を連れて映画を見に行きました。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z”というやつ。

この映画を鑑賞すると、ショッカー戦闘員がペンを支える特製ペンスタンドがもらえます。
↓こんなの。
IMG_20130519_134423.jpg

ところが、これがペンスタンドであることを知ったのは、映画から2週間後の今日。
テレビを見ていて、映画のCMで言っているのを聴き、初めて気づいたのです。

ずっとショッカーがトイレで頑張っているフィギュアだと勘違いしていました。
だって、こんなポーズでこんな顔なんだもん。
IMG_20130519_134453.jpg

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2013年度中国語履修者数 [雑記]

新年度の授業が始まって、一週間が経ちました。

さて、授業開始に先立って、ある大学で中国語履修生ガイダンスに立ち会いました。その大学では、学生は、自分が履修しようと考えている外国語のガイダンスに参加することになっています。

その時、ある中国語担当の先生が、「今年度の中国語ガイダンスに参加した人数は、昨年度の半数ぐらいです」、「やはり日中関係の悪化が原因ですかね」と、おっしゃっていました。私は昨年度のガイダンスには参加していないのですが、確かに以前参加した時と比べると人が少ない感じはしました。

受講者数が激減するとコマ数の減少につながり、自分の仕事も将来的に減る可能性が大きくなるので、他の大学の状況も含めてちょっと心配していたのですが、一週間授業をしてみた結果、私の担当する授業(他校も含む)は、全体的に「やや減少」ぐらいですみました(中には昨年よりも増加したクラスもありました)ので、ひとまず安心といったところです。

とはいえ、今年度の中国語受講者は、多くの大学でやはり減少傾向にあるようで、来年度以降もまた心配しないといけないのかもしれません。

その言語を使用する国の好感度ではなく、言語の実用性を基準にすれば、中国語という選択は決して悪くないと思うのですけどねえ。

追記:結局、ガイダンスに参加した大学の、中国語履修者総数も「やや減」ぐらいだったようです。よかった。

しかし、他の科目から押し出されて流れてきたのだとすると、中国語に来たのはやむなく「第二希望の」外国語を選択したということで、やはり人気の衰えが見て取れますし、どの外国語のガイダンスにも参加していない学生がたくさんいたのだとすると、別の意味で問題です。

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中国小説関連モノの認知度(その3) [雑記]

[その1]はこちら 、 [その2]はこちら です。

中国関係の20項目についてのみ、再調査(60人)を行い、最初の55人と合わせた結果は以下の通りです。

 アンケートその2(20項目) (pdf ファイルです)

「山月記」はかなり盛り返しました。後で追加調査した学校は進学校出身者が多そうなのですが、そのような学校ではよく取り上げられる教材なのでしょうか。確かに進学校の高校生の心の琴線に触れそうですもんね。「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」。「故郷」や「杜子春」も上がりましたが、そこそこという感じ。「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(「聊斎志異」)や「蒼天航路」(「三国志演義」)あたりは、やはり知られてはいないようですね。時代でしょうか。

とにかく、中国小説を説明するのに、別のメディアで取り上げられたものでイメージしてもらおうとしても、あまり効果はなさそうです。西遊記のようにTVドラマでやってくれたりするといいのですが...。業界の皆さん、いかがでしょうか?当たらなかったとしても、原作料は節約できますよ。

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中国小説関連モノの認知度(その2) [雑記]

[その1]はこちらです。

さて、映画やTV、漫画や小説など様々な「物語」受容に関するアンケート、結果はこうなりました。

 アンケートその1(60項目) (pdfです)

「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」「クレヨンしんちゃん」など、今でも続いているTVアニメは認知度が高いです。「ワンピース」もこのくくりにはいるのかもしれませんね。宮崎アニメやディズニー映画(今回は「トイ・ストーリー」だけでしたが)、「ハリーポッター」も認知度が高いです。逆に過去に一世を風靡していても、少なくとも18歳前後の人たちが子どもの頃(今世紀に入る頃)までは続いたものじゃ無いと、確実に認知度は下がっています。その他、いろいろと興味深い結果になった部分もありますが、以下割愛。

そして、中国関連ですが、なかなか残念な結果でした。香取真吾が孫悟空を演じた西遊記の記憶はまだ新しいのか、そのドラマは8割以上の人が内容を把握(見たことがあるか、だいたいの内容を知っている)しており、そのおかげか中国小説の西遊記も多少善戦しておりますが、内容把握は2割未満。吉川英治の小説や横山光輝の漫画「三国志」も同じくらいの認知度です。

中国映画はもう少し見られているかと思ったのですが、「レッドクリフ」がようやく2割程度の内容把握、「覇王別姫」・「初恋の来た道」・「海角七号」は見られていませんねえ。一番認知度が高かったのが「少林サッカー」で半数程度の人が内容を把握していました。さすが周星馳先生です(でも、「詩人の大冒険 」という『警世通言』が元ネタと思われる映画は知られてなさそうですが...)。

個人的に意外だったのが、「山月記」、「杜子春」、魯迅「故郷」の認知度の低さ。「故郷」なんて、教科書で取り上げすぎっていわれているのに...。同じく取り上げすぎと言われている「走れメロス」に大きく差をつけられています。「山月記」も私達の世代は教科書に載っていた思うのですが、今は外されているのでしょうか。

このへんにちょっと納得がいかなかったので、もう1クラス、別の学校(偏差値は高め。ただし理系)の学生さんたち60人にご協力いただき、中国関係の20項目についてのみ追加調査を行いました。

[その3に続く]

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中国小説関連モノの認知度(その1) [雑記]

現在、私の仕事のほとんどが中国語を教える事ですが、1コマだけ中国の歴史と文化を教える授業を担当させてもらっています。

後期は文化、とはいっても中国文化全般を教えるには時間も技量も足りないため、いきおい自分の専門である古典小説の授業をするということになります。古典小説は、中国文化の中では学生さんたちにとって比較的親しみのあるジャンルではないかとは思うのですが、それでも知らないものが多いようなので、授業の中ではドラマや映画、コミックなど、より親しみやすいメディアの作品と関連づけて説明します。「あのレッドクリフの三国志演義」とか「何年か前に香取真吾が孫悟空をやっていた西遊記」とか、なるべくイメージしやすいようにしている訳です。

ところがある日、ふと不安になりました。知っていると私が思っている作品(ドラマや映画の方)を、受講生の皆さんは本当に知っているのだろうか?と。

そこで、中国小説の超メジャーなものや、それを元に作られた映画・ドラマ・漫画・小説などについて、認知度を調査してみることにしました。ただ、せっかくなので、以下のようなものも含め、60項目についてアンケート調査を行いました。小説の授業をやっているクラスが女子大なので、内容はやや女子向けに偏ったかもしれない内容になっています。

  1.これは誰でも知っているだろうと思うアニメや映画
    「ドラえもん」や「ハリーポッター」、宮崎アニメなど
  2.最近話題なんじゃないの?と思っているコミックや小説
    「君に届け」や「1Q84」など
  3.一世を風靡したけど知ってるかな?という作品
    「巨人の星」や「ドラゴンボール」、「セーラームーン」など
  4.中国関連で割と知られてそうな映画や小説
    「覇王別姫」や魯迅の作品など

アンケート内容はいたってシンプルで、これら60項目の作品について、

  1.知らない
  2.聞いたことはある
  3.だいたいの内容を知っている
  4.読んだことがある

という4段階で答えていただきました。答えていただいた学生数は2クラス55人。どちらも1年生のクラスなので、だいたい18歳+0~数歳の年齢の人が答えています。

[その2に続く]
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